新人作家の星野タケシは、作家専業になることを決意。 会社を辞めて、都内にマンションを買った。 引っ越しの日、編集者の森真弓が手伝いに来る。 ダンボールを閉じようとして、ふと中を覗いてみると、 ブリキでできた潜水艦が入っていた。 真弓の問いに、タケシが語り出す。 15年前の夏休みに起こった、忘れられない出来事を。